「Red Hat Enterprise Linux 8.2」登場、モニタリングとコンテナを強化

 Red Hat(米IBM傘下)は4月21日(米国時間)、Linuxディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux 8.2」の正式版リリースを発表した。

 Red Hat Enterprise Linux 8.2は2019年5月に公開されたRed Hat Enterprise Linux 8.0の最新のポイントリリース。このところフォーカスしているしているハイブリッドクラウド関連にフォーカスした機能強化が図られている。

 管理やモニタリング関連でさまざまな機能強化が加わった。システム管理および自動診断機能を提供するRed Hat Insightsが新しくなり、ITセキュリティや規制遵守、運用効率に関連した情報の可視化を改善した。手動での作業を削減することで複雑な環境の管理を効率化できるとしている。社内ポリシーの定義やモニタリングを行うサービスも加わった。

 このほか、cgroup v2を利用したリソース管理やNUMAとSub NUMAのサービスポリシーによる性能重視のワークロード最適化なども強化点となる。システムパフォーマンス監視・分析のPerformance Co-Pilot(PCP)はバージョン5.0.2となり、Microsoft SQL Server 2019向けのエージェントが加わった。

 コンテナ関連では、コンテナツールのアプリケーションストリームが新しくなった。サポート期間は2年間だという。隔離やセキュリティ目的でコンテナ内でのコンテナ構築用途向けに、コンテナイメージ操作ツールの「Skopeo」やコンテナ環境構築のためのシェルツール「Buildash」のコンテナ化されたバージョンがプレビューとして加わった。

 コンテナ化されたワークロードのセキュリティでは、カスタムのSELinuxセキュリティポリシーを構築するツールUdicaを導入した。

 クラウドネイティブアプリケーション向けのOSとして利用できるRed Hat Universal Base Imageでは、OpenJDKと.NET 3.0のサポートが加わり、特定のイメージでのソースコードへのアクセスも改善した。これにより、パートナー企業はライセンスが必要とするソースコードの要件を満たすための作業が容易に行えるという。

 ユーザー体験周りの強化も行われ、その一環としてRed Hat Enterpriseサブスクリプションの登録をインストールプロセスの一部に統合した。

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