「Firefox 75」リリース、アドレスバーの改善などが行われる

 Mozillaは4月7日、オープンソースのWebブラウザ最新版「Firefox 75」公開を発表した。アドレスバーの改善が行われ外観が新しくなるなどの変更が行われている。

 Mozillaは4週間のリリースサイクルを導入しており、Firefox 75は3月に公開されたFirefox 74に続く最新版となる。

 検索機能を備えるアドレスバーを改善した。検索時にアドレスバーを大きくし、フォントの拡大、URLの短縮などなどによりシンプルにするなど、外見が新しくなった。検索では、入力補完でよく使われているキーワードが太字で表示されるため、絞り込みを行いやすくなったという。また、アドレスバーをワンクリックすることで、ドロップダウンメニューに最もよく訪問するサイトを表示する機能も加わった。

 信頼できるWeb PKI認証局の証明書をローカルでキャッシュする機能が加わった。正しく設定されていないWebサーバーとのHTTPS互換を改善し、安全性を強化できるとしている。

 Windows版ではDirect Compositionを統合した。Intelのグラフィックカードを持つマシンで動くWindows 10でのWebRenderサポートに向けた作業となり、これにより性能を強化できるとしている。

 Linux向けでは、デスクトップアプリケーションのディストリビューションの仕組みであるFlatpackでFirefoxを入手できるようになった。

 開発者向けでは、インスペクションや測定ツールを改善したほか、Consoleで式を評価するInstant Evaluationが加わった。Webプラットフォームでも、画像のLazy Loadingなど多数の細かな機能が加わっている。

Firefox
https://www.mozilla.org/ja/firefox/