「CentOS 8-1911」リリース、RHEL 8.1をベースとした互換環境

 CentOS開発チームは1月15日、最新版となる「CentOS Linux 8(1911)」の公開を発表した。Red Hat(米IBM傘下)の「Red Hat Enterprise Linux 8.1」を土台としたディストリビューションとなる。

 CentOSはRed Hatのディストリビューションである「Red Hat Enterprise Linux」と100%の互換性を目指すLinuxディストリビューション。なおCentOS Projectは2014年よりRed Hatの支援を受けている。

 CentOS 8 1911は、2019年11月初めに公開された「Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 8.1」を土台とする。RHEL 8.1で導入されたライブでのカーネルへのパッチ適用、セキュリティを含むコンテナ関連の強化などの機能を備える。

 なお同じくRHELとの完全互換を目指す米Oracleの「Oracle Linux」は2019年11月中に「Oracle Linux 8 Update 1」をリリース済み。もう1つのRHELクローンOS「Scientific Linux」は、2019年春にプロジェクトを打ち切ることを発表している。

CentOS Project
https://www.centos.org/