RHEL 7.7互換の「CentOS Linux 7(1908)」リリース

 Red Hat Enterprise Linux(RHEL)互換を目指すLinuxディストリビューション「CentOS」開発チームは9月17日、最新版となる「CentOS Linux 7(1908)」を発表した。

 CentOSはRed Hat Enterprise Linux(RHEL)のソースコードを元に商標などを取り除いて無料で提供しているLinuxディストリビューション。プロジェクトはRed Hat(米IBM傘下)の出資を受けている。

 CentOS Linux 7(1908)は、Red Hat Enterprise Linux 7.7のソースコードを土台とする。RHEL 7.7は7系最後のバージョンとして8月に米Red Hatからリリースされており、すでに米Oracleは「Oracle Linux 7 Update 7」として互換OSを公開済み。

 RHEL 7.7は、動作中のカーネルにパッチを適用できるLinuxカーネルのライブパッチkpatch、Intel CPUの脆弱性「Zombieload」への修正などの機能が導入されている。

 CentOS Linux 7(1908)はx86_64、armhp、aarch64、i386、ppc64、ppc64le、POWER9などに対応、プロジェクトのWebサイトより入手できる。

CentOS Project
https://www.centos.org/