「CKEditor 5 v16」リリース、コードブロックのサポートや制限モードの導入が行われる
WYSIWYGエディタの「CKEditor」開発チームは12月5日、「CKEditor 5 v16.0.0」を発表した。コードブロックのサポート、制限モードの導入などが加わっている。
CKEditorは、JavaScriptで実装されたWebブラウザ上で動作するWYSIWYGエディタ。モジュラー構造、高いカスタマイズ性などの特徴を持つ。ポーランドCKSourceが開発し、オープンソースソフトウェアとして公開している。
CKEditor 5 v16は10月に公開したCKEditor 5 v15系に続く最新版。本バージョンでは以前より要望が多かったという「コードブロック」がサポートされた。ソースコードや設定ファイルなどの内容を適切に挿入できる機能で、ブロック内ではtabキーでのインデントが可能で、改行後もインデントレベルを保持できるという。
制限付き(Restricted)エディタ機能も加わった。許可された部分内のみ編集を可能にするような設定を行えるもので、グループ内の一部ユーザーが標準モードでドキュメントのテンプレート作成を行い、別のグループが制限モードで作業するなどのことが行えるとしている。
このほかにも、webpack 5でCKEditor 5系のビルドを可能にしたり、ShiftとEnterの後のスペースの後のアスタリスクで始まる行で、自動フォーマットをトリガーしないようにするなど、細かな機能強化が加わった。性能も改善した。
CKEditor 5
https://ckeditor.com/ckeditor-5/