米Microsoft、「.NET Core 3.1」を公開。3年間の長期サポート版

 米Microsoftは12月3日、WindowsやmacOS、Linuxなどで利用できるアプリケーション開発・実行環境「.NET Core 3.1」公開を発表した。3年サポートされる長期サポート版(LTS)となる。

 .NET Core 3.1は9月に公開した.NET Core 3系の最初のポイントリリースとなる。3.0リリース以降、安定性のための強化を図った。

 3.0で導入したWebアプリケーションフレームワークのBlazor、およびWindows Desktopにフォーカスした変更が加わっている。Windowsをターゲットにする開発者からリクエストが多かったというC++/CLIのサポートを実現した。

 Windows Formsコントロールでは、DataGrid、ToolBar、ContextMenu、Menu、MainMenu、MenuItemが削除された。すでに2005年に.NET Framework 2.0で代替のコントロールを導入していること、「Visual Studio Designer Toolbox」にデフォルトでは含まれていないことから削除することにした。推奨するコントロールは、DataGridはDataGridView、ToolBarはToolStrip、ToolBarButtonはToolStripButton、ContextMenuはContextMenuStrip、MainMenuはMenuStrip、MenuItemはToolstripMenuItemとしている。

 .NET Core 3.1はWindows、macOS、Linuxに対応、SDKとランタイム、Dockerコンテナイメージ、SnapインストーラーをプロジェクトのWebサイトより入手できる。

 開発チームは同日、.NET Core 3.1を含む「Visual Studio 2019 16.4」も公開した。

.NET Coreダウンロード
https://dotnet.microsoft.com/download/dotnet-core