オープンソースのCMS「Drupal 8.8」リリース
オープンソースのコンテンツ管理システム(CMS)「Drupal」の開発チームは12月4日、最新安定版となる「Drupal 8.8.0」を公開した。Media Libraryモジュールが安定扱いになるなどの機能強化が加わっている。
Drupal 8.8は2015年11月に公開した8系の最新のポイントリリース。画像や動画、ドキュメントなどのアセットを簡単に再利用できるMedia Libraryが安定扱いとなった。これまでDrupalコアにベータ機能として導入されていたモジュールで、コンテンツフォームに統合されており「CKEditor」にシームレスにフィットする。ライブラリからメディアをアップロードでき、既存のメディアと組み合わせて使うこともできる。
また、管理テーマのClaroをDrupalコアにベータ機能として実験導入した。Claroはクリーンかつ多機能で、タッチ画面との親和性も高いという。Workspacesを改善し、階層的に定義できるようになった。ライブ状態にあるバージョンと、公開前の作業用のコピーを同時に保存できるContent Modurationモジュールを使用できるようになった。
Composerをネイティブでサポートし、外部のツールが不要になった。また、タスク手動のヘルプシステムとなるHelp Topicsモジュールを実験導入した。この他にも細かな機能強化やバグの修正が加わっている。
Drupal 8.8はプロジェクトのWebサイトより入手できる。
Drupal
https://www.drupal.org/