米Oracle、RHEL 8.1互換の「Oracle Linux 8 Update 1」を公開

 米Oracleは11月15日、最新のRed Hat Enterprise Linuxベースのディストリビューションとなる「Oracle Linux 8 Update 1」の一般公開(GA)を発表した。

 Oracle Linux 8 Update 1は、11月始めに公開された「Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 8.1」をベースにしたもの。本家の公開から10日でのリリースとなった。

 RHEL 8.1と同様に、SELinuxポリシーのUdicaパッケージの追加など、SELinux関連の強化が加わった。Udicaを使ってセキュリティポリシーを作成し、コンテナのホストシステムリソースへのアクセスなどを制御できる。SELinuxでも、ユーザー空間ツールが最新の2.9に、SEToolsのコレクションとライブラリが4.2.2にアップデートされた。

 セキュリティではこのほかにも、OpenSCAPがバージョン1.3.1に、OpenSSHがバージョン8.0p1となった。

 同時マルチスレッディング(SMT)設定でCockpit Webコンソールが利用できるようになった。ネットワーキングでは、WebコンソールのNetworkinに新しいファイアウォール設定が加わった。仮想マシン管理も強化した。

 Oracle Linux 8.1は、x86_64(IntelとAM)とaarch64(ARM)向けを同社のWebサイトより入手できる。

Oracle Linux
https://www.oracle.com/linux/