新たなCurrentリリースとなる「Node.js 13」リリース

 Node.js開発チームは10月22日、JavaScriptランタイムの最新のメジャーリリースとなる「Node.js 13」をリリースした。

 Node.jsでは長期サポート版である「LTS」と、最新機能を提供する「Current」の2つの安定版リリースを行っている。今回リリースされたNode.js 13は4月に公開されたNode.js 12に代わる新しいCurrentリリースとなる。また、21日には新たに長期サポート版となるバージョン12.13.0がリリースされている。なお、バージョン8系は12月にサポートが終了する。

 V8 JavaScriptエンジンがバージョン7.8にアップデートされ、これによって性能の改善などのメリットが得られる。最新のC++機能強化であるコンパイラ最適化、セキュリティなども活用できる。

 これまで英語のみでデフォルトで有効となっていた国際化対応のためのInternational Components for Unicode(ICU)コンポーネントが、デフォルトですべての言語でサポートされた。これによって英語以外の言語のアプリケーションの開発や実装が簡素化される。

 macOS向けでは、ビルド要件としてXcode 10以上が必要となった。現状ではXcode 8でもビルドができるとのことだが、今後Xcode 10よりも前のバージョンではビルドできなくなる可能性があるという。

 そのほか、fsモジュールやhttp、http2などのモジュールでも変更が加わっている。

Node.js
https://nodejs.org/