Linux向けシステム管理ツール「Uyuni 4.0.2」リリース

 オープンソースのインフラストラクチャ管理ツールを開発するUyuni Projectは8月2日、最新版となる「Uyuni 4.0.2」を公開した。ベースとするディストリビューションがopenSUSE Leap 15.1に更新され、Ubuntuクライアントをサポートするなどの機能強化が図られている。

 UyuniはLinux向けのインフラストラクチャ管理技術。Linuxシステム管理ツールである「Spacewalk」からフォークしたもので、サーバープロビジョニングの自動化ツールであるSaltStackなどを採用。多数のマシンを運用する環境などでこれらの設定管理を支援できるという。

 Uyuni 4.0.2は2018年にUyuniとしてプロジェクトが正式に立ち上がり、同年12月に公開したバージョン4.0.1に続く最新版。openSUSE Leap 15.1を土台とし、土台のシステムが新しくなった。Saltはバージョン2019.2をサポートした。Grafana 6.2.5、Cobbler 3.0、Python 3.6などコンポーネントも更新されている。

 Uyuni ServerノードとオプションのプロキシノードがopenSUSE Leap 15.1で動くのに加えて、openSUSE Leap 15.1、CentOS、Ubuntuなどをクライアントとして利用できる。Debianも実験的扱いでサポートした。

 Prometheus Monitoringを導入し、コンテンツライフサイクル管理も強化した。Salt向けの強化も多数加わった。また、シングルサインオンを技術プレビューとして導入した。

Uyuni
https://www.uyuni-project.org/