米Docker、「Docker Enterprise 3.0」をリリース
米Dockerは7月22日、エンタープライズ向けという位置付けの「Docker Enterprise Edition 3.0」の一般提供(GA)開始を発表した。「Docker Kubernetes Service(DKS)」を導入し、簡単にKubernetesが使えるとしている。
Docker Enterpriseはエンタープライズ向け商用版という位置付けの製品で、コンテナベースのアプリケーションの構築や共有、運用などの機能を持つ。
Docker Enterprise 3.0は2018年4月に登場したDocker Enterprise Edition 2.0に続く最新版。開発ツールやImage Registry、Docker Hub、コンテナランタイム、Kubernetes、コンテナ管理と幅広い機能を備え、開発者のデスクトップからクラウドまで、アプリケーションライフサイクルをサポートする。
新しい開発ツールの「Docker Desktop Enterprise」を統合したほか、CNAB(Cloud Native Application Bundle)標準に準拠した「Docker Application」が新しいアプリケーションフォーマットとなった。開発者は様々なリソースをバンドルしてアプリケーションを構築できるという。合わせて、事前に定義済みで任意の言語やフレームワークに対応するというApplication Templatesも用意する。
Kubernetesをシンプルに使えるようにするため、「Docker Kubernetes Service(DKS)」も導入した。DKSは認定を受けたKubernetesディストリビューションで、安全にKubenetesの運用と管理ができるという。Kubernetesではまた、開発者ツールにライフサイクル自動化ツールを導入、これを利用して自分の環境でのコンテナやKubernetesのデプロイを高速化できるという。
米Docker
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