「DragonFlyBSD 5.6」リリース

 DragonFly BSD開発チームは6月17日、BSD系OSの最新版となる「DragonFlyBSD 5.6」を公開した。HAMMER 2、仮想メモリシステムなどが強化された。

 DragonFlyBSD 5.6は、2017年11月に公開されたDragonFly BSD 5系の最新のポイントリリース。

 独自ファイルシステム「HEMMER 2」では、同期コードを書き直すことで性能を改善した。シーケンシャルな書き込みの性能も改善されている。スナップショットコードのリファクタリングを進め、遅延削減を図った。umountオペレーションの強化も加わっている。

 仮想メモリシステムでは、ページ割り当てアルゴリズムを強化したほか、多数の機能をリファクタリングした。ハードウェアサポート関連ではRadeonとTTMドライバをアップデートし、重要なバグを修正した。一方でRyzen APUやAMDのそのほかのモデムカードについてはまだ作業が終わっていないという。UEFIフレームバッファのサポートも改善した。

 このほか多数のバグも修正されている。

DragonFlyBSD.org
https://www.dragonflybsd.org/