「Git 2.22」が公開
分散バージョン管理の「Git」開発を主導するJunio C Hamano(濱野純)氏は6月7日、「Git 2.22.0」を公開した。
Git 2.22は2月に公開されたGit 2.21に続く最新版で、74人の開発者から745件の非マージコミットが寄せられたという。
UIとワークフローでは、「git rebase」コマンドがCで再実装された。また、対話的な「–preserve-merges」オプションに代わって、バージョン2.18で加わった「git rebase –rebase-merges」を用いるように変更された。これを利用してインタラクティブに履歴を編集できるという。
「git branch new A…B」と「git checkout -b new A…B」コマンドでは、「A…B」を2つのコミットの間のマージベースと解釈し、そこからブランチを作成できるようになった。また、「git branch」で、新しいサブコマンド「–show-current」が加わった。
追跡も強化し、trace2でファイル名の自動生成が可能になった。
このほか、性能向上を含めたくさんの細かな機能が加わっている。