モバイルアプリ向けUIフレームワーク「Flutter 1.2」リリース、Webベースのツールをプレビュー導入
Googleは2月26日、モバイルUIフレームワーク「Flutter 1.2」を公開した。安定性の強化に加えて、Webベースのツールをプレビュー導入するなど新機能も追加されている。
Flutterはモバイル向けのアプリケーション/UIフレームワーク。iOS、Androidをサポートし、単一のコードベースでネイティブレベルのパフォーマンスのアプリを構築できるとしている。
Flutter 1.2は、2018年12月に公開された「Flitter 1.0」に続くポイントリリース。コアフレームワークの安定性、性能、コード品質の強化、既存のウィジェットの機能強化、Webベースのツールの導入の3点にフォーカスして開発した。Dartは2.2をサポートする。
iOS向けのMaterialとCupertinoの両ウィジェットセットを改善した。また、アニメーションを強化したほか、キーワードイベントとマウスホバリングのサポートも加わった。
プラグイン側では、アプリ内課金のサポート、動画プレイヤーやWebビューのバグ修正などが施された。また、Drat 2.2 SDKによりコンパイルコードの性能も改善しているという。
開発者がアプリのデバッグと解析を行うことができるWebベースのプログラミングツールも導入された(プレビュー)。ウィジェットインスペクタ、タイムラインビュー、ソースレベルのデバッガ、ロギングビューといった機能を備える。
FlutterはAndroid Studio、Visual Studio Codeなどさまざま開発環境のサポートやコマンドラインツールを提供しており、そのため環境への依存が少なく柔軟性のあるWebベースのデバッグやランタイムインスペクションツールが必要だったと説明している。Webベースのツールについては今後も拡充する予定。
Flutter
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