「Apache OpenOffice 4.1.6」が公開、11か月ぶりのポイントリリース
Apache OpenOffice Projectは11月18日(米国時間)、オフィススイートの最新版「Apache OpenOffice 4.1.6」を公開した。バグの修正が中心のポイントリリースとなる。
Apache OpenOffice(AOO)は、ワープロ「Writer」、表計算「Calc」、プレゼンテーション「Impress」、図形描画「Draw」などのソフトウェアで構成されるオフィススイート。元々は米Sun Microsystemsがオープンソースプロジェクトとして開発を進めていたが、OracleによるSun買収を受けてOracle傘下となり、その後Apache Software Foundation下のプロジェクトとなった。なお、Oracleによる買収後主要開発者はOpenOfficeからフォークしたプロジェクト「LibreOffice」および開発母体のThe Document Foundationを立ち上げている。
Apache OpenOffice 4.1.6は2014年4月に公開されたバージョン4.1系の最新のポイントリリースとなる。4.1.5が公開されてから約11か月後の公開となった。
セキュリティとバグの修正が中心で、Microsoft Drawing Binary Fileフォーマットを使用時にクラッシュを引き起こす可能性のある複数のバグを修正した。また、Windows 7/10上で、「名前をつけて保存」が適切に動作するようになった。
セキュリティではOpenSSLがバージョン0.9.8zhにアップデートされた。curlライブラリは7.19.7から7.61.1となった。
このほか細かなバグが修正されている。
Apache OpenOffice
https://www.openoffice.org/