Chefが「Chef Automate」に規制遵守自動化を追加

 Chefは5月23日(米国時間)、継続的自動化プラットフォーム「Chef Automate」の拡張を発表した。コンプライアンスとアプリケーションで自動化機能を加わっている。

 Chef AutomateはChefが2016年に発表したプラットフォーム。データセンター管理を自動化するChefを中心とし、可視化機能を利用して全体を管理できる。サブスクリプション形式で提供されている。

 今回、拡張として規制遵守の自動化機能が加わった。Chefが開発する規制自動化フレームワークのInSpecを統合し、セキュリティ要件と規制遵守管理を確実に行うための一貫性のあるワークフローを提供する。InSpecについては、Amazon Web Services、Windows Azure、vSphereにそれぞれ対応するインキュベーションプロジェクトをスタートしたことも発表した。AWS Lambdaなどのサービスに対して規制遵守を徹底させることができるという。

 アプリケーションでも、2016年に発表したアプリケーション管理技術のHabitatを将来的に統合するという。Habitatは個々のアプリに付属させる自動化技術で、様々な環境でアプリの実装と管理に必要な機能を備える。

 Habitatそのものに対しても、アプリのパッケージ、管理、運用のためのBuilderサービスを導入するなどの強化が発表された。Ruby on Rails、Node.jsなどの言語やフレームワークで構築したアプリの迅速なパッケージを可能にするスキャフォールディングが加わった。パッケージしたアプリをDockerなどのターゲットにエクスポートできる。

Chef
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