ビックデータ処理に適したデータベース・キャッシュプラットフォーム「Apache Ignite 2.6.0」が公開

 「Apache Ignite」開発チームは7月18日、最新版となるオープンソースの分散型データベース/キャッシュ/処理プラットフォーム「Apache Ignite 2.6.0」を公開した。Spark 2.3対応が加わったほか、不具合も修正した。

 Apache Igniteはメモリベースのストレージを利用するデータ処理プラットフォーム。ペタバイト級のスケールとインメモリの高速性を兼ね備え、トランザクション、分析、ストリーミングの用途に利用できる。SQLやキーバリューベースの処理が可能で、ACIDにも準拠する。

 Apache Ignite 2.6は2017年5月に公開したバージョン2系の最新版となる。SparkモジュールがSpark 2.3をサポートした。Sparkではサンプルが動作しない不具合も修正した。

 初期化済みのIgniteをIgniteSpringBeanで再利用できるようになった。JVMのクラッシュ、REST API 2.5の問題などの不具合も修正した。

Apache Ignite
https://ignite.apache.org/