3D UIを構築できる「Qt 3D Studio 1.1」リリース
Qtは3月2日、3Dユーザーインターフェイス(UI)構築ツール「Qt 3D Studio 1.1」をリリースした。データ入力支援ツールなど新たな機能を実験導入している。
Qt 3D Studioは3Dのユーザーインターフェイス(UI)オーサリングツール。NVIDIAのオープンソースプロジェクト「NVIDIA DRIVE Design Studio」をQtに対応させたもので、3Dエディタ「Qt 3D Studio Editor」、デザインをテストできる「Qt 3D Studio Viewer」で構成される。Windows、macOS、Linuxで利用できる。
Qt 3D Studio 1.1は2017年12月に公開した1系の最初のポイントリリースとなる。データ入力支援ツール「Data Inputs」(技術プレビュー)を導入した。アニメーションタイムラインの制御などのための数字(Range)、それにテキストエレメントを修正したりスライドを制御できるテキストの2種類のデータをサポートする。
同じく技術プレビューとして加わった「Behavior Scripting API」は、QMLとJavaScriptを使ってランタイムとやりとりできるAPI。スクリプトそのものを変更することなく、プロパティを利用してスクリプトの振る舞いを変更できるほか、ユーザーインターフェイスの変更をトリガするイベントも作成できるという。
このほかにも細かな機能強化とバグの修正が加わっている。
Qt Company
https://www.qt.io/