簡単に使えるLinuxを目指す「Linux Lite 4.0」リリース

 Linuxディストリビューション「Linux Lite」開発チームは5月31日、最新のメジャーリリースとなる「Linux Lite 4.0」を公開した。

 Linux LiteはDebianおよびUbuntu LTSをベースとするLinuxディストリビューション。Windowsユーザーをターゲットに「簡単に使えるLinux OS」を目指すもので、LibreOfficeやKodi、Skype、Spotifyなどの使い慣れたソフトウェア/サービスを提供する。

 Linux Lite 4.0は2016年5月31日に公開したバージョン3.0に続くメジャーリリース。Linuxカーネルは4.15.0-22、Ubuntu 18.04 LTSをベースとする。

 アイコンとシステムテーマが新しくなった。これまでのFaenzaアイコン、Arcテーマはメンテナンスがされていないことから採用を停止し、Papirus(アイコン)とAdapta(テーマ)を新たに採用した。マウスカーソルもOpenzoneに変更した。ユーザーインターフェイスではこのほか、よくアクセスするメニューにすぐにアクセスできる「Lite Desktop」も英語版のみだが導入されている。

 システム全体のサウンドを管理できる「Lite Sounds」が導入された。スタート時とログアウトのサウンドがデフォルトで設定されており、それ以外は無効となっている。Lite Soundsはメニューの設定からアクセスできる。

 システムバックアップがこれまでの「Systemsback」から「Timeshift」になった。利用には少なくとも125GB HDD/SDDが必要としている。ターミナルも新しくなり、これまでの「LXTerminal」から「XFCE Terminal」に変更されている。

 このほか、画像編集の「Shotwell」、メニュー管理の「MenuLibre」なども新しくなっている。ヘルプマニュアルも強化した。

 Linux Lite 4.0はプロジェクトのWebサイトより入手できる。1GHzプロセッサ、RAM 768MB、HDD/SD 8GB、画面解像度1024×768などが最小要件となっている。

Linux Lite
https://www.linuxliteos.com/