OpenStackがCI/CDツール「Zuul 3.0」をリリース、今後は独立したプロジェクトに
OpenStack Foundationは5月21日、オープンソースの継続的インテグレーション(CI)/継続的デリバリー(CD)ツール「Zuul 3.0」を公開したことを発表した。今後はOpenStack Foundationで独立したプロジェクトとして開発が進められる。
Zuulは構成管理ツール「Ansible」と同様の設定ファイル(「playbook」)を継続的インテグレーション(CI)/継続的デリバリー(CD)で利用できるツール。システムデプロイやテストの自動運用が行える。変更を自動でマージでき、クロスプラットフォームで依存性を維持できる。
元々はOpenStack CIテストのために開発されたもので、BMW、Wikimediaなどが採用している。ユーザーが増え、事例が出てきたことなどからOpenStack固有のシステムからの分離を進めていた。同時に、Gerrit、GitHubなどの開発プラットフォームのサポートを増やすなどのことを進めてきたという。
Zuul 3.0はプロジェクトのWebサイトより入手できる。ライセンスはApache License 2。
Zuul
https://zuul-ci.org/