米Netflix、コンテナ管理プラットフォーム「Titus」をオープンソースで公開
米Netflixがコンテナ管理プラットフォーム「Titus」をオープンソースで公開した。バッチ処理システムとして以前から同社で利用されていたもので、パッチだけでなくサービスの管理にも利用できるという。
Netflix社内でビデオストリーミング、レコメンデーション、機械学習、ビックデータ、コンテンツエンコードなどのワークロードを管理するために利用している技術。約3年前に開発をスタートし、当初は社内のバッチ処理での利用していたが、その後顧客が利用する重要なサービスに拡大していった。その間、コンテナの利用は増えており、4月は毎週300万のコンテナを立ち上げているという。
Titusはクラスタ管理プラットフォームであるApache Mesosを利用し、Netflixの運用環境のニーズに合わせて最適化したもの。Amazon EC2の仮想マシン上で実行できる。コンピューティングリソースを管理するモデルを備え、開発者はアプリケーションのアーティファクトのみをメンテナンスすればよいという。
Amazonとの密な統合、拡張性などが特徴となる。中でもAmazonとの統合では、高度なENI(Elastic Network Interface)、セキュリティグループ管理などの機能をサポートし、ネットワークのファブリックだけでなく、スケジュールロジックで利用できる。
TitusはプロジェクトのWebサイトより入手できる。ライセンスはApache License 2。