米Microsoft、「Windows File Manager」をオープンソース化。Windows 10にも対応

 米Microsoftが「Windows File Manager」をオープンソース化した。「Windows 10」をはじめ、現在サポートされているWindowsのすべてのバージョンで動くという。

 Windows File Managerは、1990年始めの「Windows 3.0」にバンドルされたファイルマネジャー。それまでのMS-DOSのコマンドラインインターフェイスを置き換えるもので、コピー、移動、開く、削除といったファイルの管理を行うことができる。その後の「Windows Explorer」導入まで、主要なファイルマネジャーと位置付けられていた。

 リポジトリには現在2007年11月のWindows NT4ソースツリーをベースに現行のVisual StudioとWindowsでコンパイル・実行できるように最小限の改変のみを加えた「original_plus」タグと、心機能などの強化が加わった「current master」タグがあり、current masterではOLEドラッグ&ドロップのサポートや両方のペインのコンテキストメニューの追加などが加わっている。

 Windows File ManagerのバイナリはGitHubのリリースページから入手できる。ライセンスはMIT License。

Windows File Manager
https://github.com/Microsoft/winfile/