Microsoft、Azureで使われている分散システムプラットフォームをオープンソース化

 米Microsoftは3月14日、分散アプリケーション向けプラットフォーム「Service Fabric」をオープンソースで公開することを発表した。

 Service Fabricは分散アプリケーション、コンテナのパッケージ、実装、管理のための分散システムプラットフォーム。Azureのインフラを始め、Azure SQL DB、Azure Cosmos DB、Cortanaなどの土台となっており、「大規模な分散アプリケーションを支える秘密の技術」とMicrosoftは説明している。

 Microsoftは2015年、Service Fabricを外部サービス向けに発表し、その後はオープンソース化の取り組みを少しずつ進めてきた。すでに、Reliable Services、Reliable Actors、ASP.NET Core統合ライブラリなどService Fabricの一部はすでにオープンソースで公開されている。Service Fabric Explorer、SF CLIなどもGitHubに移管させている。

 GitHubのプロジェクトページには、Linuxビルド、テストツールが公開されている。ライセンスはMIT License。開発者はリポジトリをクローンしてLinux向けのService Fabricを構築し、ベーシックなテストを走らせることができる。Windows向けのランタイムは間もなく公開するとしており、ツールも作業中としている。

Service Fabric
https://github.com/Microsoft/service-fabric