「NetBSD 7.0.2」がリリース
The NetBSD Projectは10月27日、最新安定版となる「NetBSD 7.0.2」をリリースした。セキュリティ上の問題やバグ修正を中心としたポイントリリースとなる。
NetBSDは高速、安全性、移植性を特徴とするUNIX系OS。さまざまなプラットフォームで利用でき、大規模なサーバー、デスクトップ、組み込みデバイスなどで動かすことができる。NetBSD 7.0.2は2015年10月に公開されたNetBSD 7系の2回目となるポイントリリースで、バグの修正が中心となる。
セキュリティ修正としては、mail.localにおけるレースコンディションを修正した。なお、このセキュリティ問題はNetBSD 7.0.1では影響しない。
このほかNFSのクラッシュにつながるバグを修正し、さまざまなMIPS pmapを強化した。fss、UFS1ファイルシステム、vioifなども不具合を修正した。libsa getpassでインプットの際にバウンドを確認するようになり、X Window Systemクライアントライブラリにおけるプロトコル処理問題も修正した。
パッケージもアップデートし、OpenSSLは1.0.1uに、ntpは4.2.8p8に、BINDは9.10.4-P3にそれぞれ更新されている。
NetBSD 7.0.2はプロジェクトのWebサイトより入手できる。
NetBSD Project
http://www.netbsd.org/