オープンソースのテキストエディタ「Atom 1.16」リリース
テキストエディタAtomの開発チームは4月12日、「Atom 1.16」を公開した。WindowsおよびMac OS X、Linuxに対応するバイナリがプロジェクトのWebサイトで公開されている。
AtomはGitHubが開発を主導する、オープンソースのテキストエディタ。Node.jsによるGUIアプリケーションフレームワーク「Electron」を使って構築されている。クロスプラットフォーム対応、自動入力補完、パッケージマネージャの統合、検索と置換、複数ペイン表示などの機能を備え、高いカスタマイズ性により作業の生産性を高められるとしている。ライセンスはMIT License。
Atom 1.16は、3月に公開されたバージョン1.15に続く最新版。DOMのレンダリングを改善することでプロジェクト検索機能が高速化された。また、Mac OS X環境ではタイトルバーの表示/非表示を選択できるようになった。一方で、タイトルバーを非表示とした場合にはウィンドウ管理をキーボードショートカットまたはメニューから行わなければならないなど、一部の機能の使い勝手が変わることも警告されている。
以前から進めているバンドルパッケージからのjQuery削除作業も進められたほか、~/.atom/packagesにコアパッケージと重複するビルトインパッケージがインストールされた場合にそれを知らせるdalekパッケージを導入した。ビルドインパッケージは特定のバージョン向けに設計されているため診断が難しいバグが生じる可能性があり、これを回避できるとしている。
Atom
https://atom.io/