Linux向けのMIDI/マルチトラックオーディオ編集ソフト「MusE 3.0」が公開
Linux向けMIDI/音声編集ソフト「MusE」の開発チームは1月6日、最新安定版「MusE 3.0.0」を公開した。Qt 5の採用など多数の機能強化が加わっている。
MusEはマルチトラックのオーディオやMIDIの録音および編集、再生機能を持つMIDI/オーディオシーケンサー。MIDIファイルのインポート/エクスポート、インプットフィルター、LADSPA/DSSI/VST/LV2に対応したプラグインフォーマットなど多数の機能を備える。ライセンスはGPLv2。
MusE 3.0は、2012年に公開されたバージョン2系から5年半ぶりの最新メジャーリリースとなる。バージョン2系ではGUIフレームワークとしてQtが採用されていたが、本バージョンではQtがQt 5にアップグレードされた。GUI Widgetも多数変更されている。また、グローバル設定でプラグインパスエディタを導入し、Midiエンジンやミキサーの改良、LV2関連の強化を進めた。
ネイティブのVST FX、VSTシェルプラグインなどのサポートが加わり、RtAudioバックエンドも利用できるようになった。モニタリングを強化し、CPUとAudio DSPの使用の測定も利用できるようになった。性能関連ではMidiデバイス処理実装を改善し、再生とオートメーショングラフ表示時のCPU使用も削減した。
MusE 3.0は、OSDNのダウンロードページなどから入手できる。
MusE
http://muse-sequencer.org/
ダウンロードページ
http://osdn.net/projects/sfnet_lmuse/