Google、OpenGL ESやValkanを利用するアプリケーション向けデバッガ「GAPID 1.0」を公開
GoogleのAndroidチームは12月13日、グラフィックAPI関連のデバッグに向けたツール「GAPID 1.0」を公開した。AndroidアプリやデスクトップのVulkanアプリケーション開発に利用できる。
GAPIDは「Graphics API Debugger」の略で、グラフィックAPIを使用する3Dゲームなどのレンダリングや性能問題の追跡ができるデバッガ。対応するAPIはAndroid上のOpenGL ESと、Android/Windows/Linux上のVulkan。
APIコールやメモリへのアクセスを記録するGraphics API Interceptor、不正なAPIの利用を調べターゲットデバイス上で再生のためにデータを処理するGraphics API Server、キャプチャしたファイルの再生に使う仮想マシンGraphics API Replay daemon、ドメイン固有言語Graphics API Languageなどで構成され、GUIで容易に操作できる。
アプリケーションの動きと各グラフィックコマンドを見ることでレンダリングコマンドを診断できるほか、変更の影響を見るツールとしても利用できる。
GAPIDはプロジェクトのページより入手できる。