Java EE、「EE4J」としてEclipseのトップレベルプロジェクトとして再スタートへ
米OracleとEclipse Foundationは9月29日、Java EEが「EE4J(Eclipse Enterprise for Java)」としてEclipse Foundationのトップレベルプロジェクトになったことを発表した。オープンソース団体への移管計画を発表して1ヶ月半、プロジェクトが再スタートを切ることになる。
Oracleは8月末にJava EEプロジェクトをオープンソース団体に移管する計画を発表、9月中旬にはEclipse Foundationを選んだことを発表していた。Oracleはこのプロセスにおいて、最大の貢献ベンダーである米IBM、米Red Hatと協業して新しい方向性を探ってきた。
今回、Eclipse Foundationの下でEE4Jというプロジェクト名でトップレベルプロジェクトとしてホスティングされることを報告した。Eclipse Foundationによると、Java EE技術は大きなプロジェクトであり、段階的に進めていくという。現時点では以下を発表している。
- GlassFishには130のGithubリポジトリがあり、すべてのサブプロジェクト設定をEclipse開発プロセスの下にするには時間がかかる
- Java EE TCK(Technology Compatibility Kit)をEclipseのオープンソースプロジェクトに移管し、コミュニティに提供するにあたって定義が必要
- オープンビルドインターフェイスの確立により、コミュニティが構築とテストに参加できるようにする
- Eclipse Foundationの下での新しい仕様プロセスを確立する
Eclipse Foundationはこれに合わせ、ee4j-communityメーリングリストの開設とEE4Jのチャーターの草案を公開したことも報告している。
Eclipse Foundation
http://www.eclipse.org/
EE4Jのチャーター(草案)
https://projects.eclipse.org/projects/ee4j/charter