NFSドライバが加わった「React 0.4.6」がリリース

 ReactOSを開発するReactOS Projectは9月1日、Windowsとの互換性を目指すオープンソースOS「ReactOS 0.4.6」を公開した。NFSドライバの導入に加え、ハードウェアサポート関連の強化などが特徴となる。

 ReactOSはWindowsとAPIレベルのでの互換性を持ち、Windowsアプリケーションやドライバを動かすことができるオープンソースOSの実装を目指すプロジェクト。ReactOS 0.4.6は、2016年2月にリリースされたバージョン0.4系の最新版となる。

 デュアルブートに関連した複数の問題を修正し、パーティションを安全に管理できるようになった。パーティションリスト構造の破損を防ぐとしている。また、ReactOS LoaderでカスタムカーネルとHALを読み込めるようになった。これらの強化を、ハードウェアのサポートに向けた大きな一歩としている。

 プリントサブシステムについては、まだ未熟なレベルながら新しいAPIを多数実装し、バグも修正した。ドライバでは、NFSドライバを導入した。SMB(Server Message Block)対応に必要となるRSBSSやRXCEなどの実装が始まったことも報告されている。

 互換性では、新しいアプリケーション互換フレームワークの一部としてshim(MicrosoftのWindowsパプリケーション互換インフラ)エンジンが導入された。デフォルトでは無効化されており、レジストリ設定で有効にする必要がある。

 外観も改善し、「モダン」あるいは「ノスタルジック」テーマに切り替えられるようになった。使い勝手も改善し、タスクバーのロック、アクティブではないアイコンを隠す、同じようなタスクバーボタンのグループ化といった操作が可能になった。

 メモリマネージャーやntoskrnl(Windows NT operating system kernel)、ファイルシステムなどのバグ修正により安定性も強化した。0.4.6では約109万のユニットテストケースが加わり、1423万8000件以上のユニットテストケースを実施、失敗比率は0.129%と報告している。

 ReactOSはプロジェクトのWebサイトより入手できる。

ReactOS
https://www.reactos.org/