Windows互換のOS環境「ReactOS 0.4.2」が公開

 The React OS Projectは8月16日、Windowsとの互換を目指すオープンソースOS「ReactOS 0.4.2」のリリースを発表した。バグ修正が中心のポイントリリースとなり、プロジェクトのWebサイトより入手できる。

 ReactOSはWindows NTカーネルおよび周辺ライブラリ、ドライバをオープンソースで実装することを目的とし、Windows APIと完全な互換性のあるAPI提供を目指している。

 ReactOS 0.4.2は、2月に公開したバージョン0.4系の最新版。チームは3か月のリリースサイクルを導入しており、5月に公開された0.4.1から3ヶ月での公開となった。

 ext系、ReiserFS、UFSなどのUNIXファイルシステムの対応を強化した。ext3とBtrfsでは読み出し/書込みが、UFS/FFSとReiserFSでは読み出しが可能になった。

 このほか、グラフィカルシェル、ファイルエクスプローラーなどユーザー体験に関連した強化が施された。Wine、UniATAなどの外部依存性もアップデートされている。このほか、多数のバグ修正により安定性も強化した。

The ReactOS Project
https://www.reactos.org/