「GCC 6.4」リリース、不具合修正がメイン

 GNU ProjectのGCC開発チームは7月4日、フリーのコンパイラ集「GNU Complier Collection(GCC) 6.4」を公開した。バグ修正が中心のリリースとなる。

 GNU Complier Collection(GCC)は、C/C++/Objective-C、Fortran、Java、Ada、Goなどの言語に対応するコンパイラ集。UNIX系OS、Windowsなどで動作する。

 GCC 6.4は2016年4月末に公開された6系の3回目のポイントリリース。GCCの最新のブランチは2017年5月に公開されたGCC 7系となる。最新機能の開発は次期GCC 8に向けて行われており、6.4は不具合の修正のみとなる。

 内部コンパイラエラー、ツリー最適化など、合計で350近くの不具合が修正された。深刻度の高いP1に分類された不具合はなく、P2とP3で合計183件となっている。

 GCC 6.4はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

GNU Complier Collection(GCC)
http://gcc.gnu.org/