「GCC 6.3」が公開

 The GNU Compiler Collection(GCC)開発チームは12月21日、「GCC 6.3」をリリースした。合計で79件のバグが修正されたマイナーリリースとなる。

 GCCはC/C++/Objective-C、Fortran、Ada、Goなどさまざまな言語向けのコンパイラやライブラリ、フロントエンドを提供するコンパイラ集。GCC 6.3は4月に最初にリリースされた6系のバグ修正リリースとなる。前バージョンとなるGCC 6.2は8月に公開されている。

 バグ修正リリースとなり、6.2で発見されたリグレッションや深刻なバグが修正された。内部コンパイラエラー(ICE)、libstdc++、std::functionなど多数の不具合に加え、5系にまたがるリグレッションも1件修正されている。

 なお開発チームは、バージョン7に向けての作業を進めており、新機能はこちらに統合される。

GCC
https://gcc.gnu.org/