「Angular 4.2」リリース、アニメーション関連を強化
GoogleのAngular開発チームは6月12日、JavaScriptアプリケーションフレームワーク「Angular 4.2」を公開した。アニメーションの強化などが特徴となる。
AngularはJavaScript/Typescriptで実装されたアプリケーション開発フレームワーク。Webアプリケーションだけでなく、スマートフォンやデスクトップ向けアプリケーションの実装にも使用できる。Web Workers、サーバーサイドレンダリングなどによる高い性能が特徴で、ライセンスはMIT License。
Angular 4.2は3月に公開された4系の最新版。4月のAngular 4.1に続くリリースとなる。
本バージョンではAnimations関連で多数の強化が加わった。テンプレートのエレメントをクエリできるquery()、複数のエレメントの表示タイミングをずらすstagger()、再利用可能なアニメーションを定義するanimation()などが加わり、アニメーション内にオプションを設定したり、変数をインプットできるようになった。
Angular Formsでは最小/最大の属性のバリデーションが加わった。また、テンプレートで!接尾演算子が利用できるようになり、コンパイラフラグalwaysCompileGeneratedCodeがオプションで利用できるようになった。i18nツールも強化した。
合わせて、Angularを用いて再構築したプロジェクトのWebサイトも公開した。Progressive Web Application、Service Workerなどの技術を利用して読み込みを高速に行うという。今回は2ステップでのリニューアルの最初のステップとなり、次はAngularアプリケーション構築のベストプラクティスとして性能などで最新の技術を使うとしている。
Angular
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