モバイルアプリケーション向けJavaScriptフレームワーク「Ionic Framework 2.0.0」リリース

 モバイルアプリケーション向けのJavaScriptフレームワーク「Ionic」開発チームは1月25日、「Ionic Framework 2.0.0」をリリースした。ベースとするフレームワークとしてAngular 2を採用したほか、コンポーネント、テーマ、性能、ツールなど様々な強化や新機能が加わっている。

 IonicはApache Cordovaをベースとしたモバイルアプリ開発向けのフレームワークで、ネイティブアプリおよびWebアプリケーションの両方に対応する。高速かつ美しいデザインを特徴とし、ネイティブアプリのUIガイドラインやSDKを利用することで、1つのコードベースで主要なアプリストアとモバイルWeb向けにアプリを作成できるとしている。すでに310万以上のアプリがIonicを使って構築されたという。

 Ionic Framework 2.0.0は、2015年5月に公開したバージョン1.0に続く最新メジャーリリースとなる。本バージョンではベースとするAngularが2016年9月に公開されたAngular 2にアップデートされた。

 新しいツールとして、ビルドツールチェーン「App Scripts」を導入した。アプリの構築、テスト、運用を管理するもので、これに合わせてエラー処理とデバッグ機能も加わった。また新しいコンポーネントが加わり、モダール、メニューなどを強化しナビゲーションシステムも新しくなった。Androidのマテリアルデザインのサポートも実現した。

 また、ネイティブプラグインシステム「Ionic Native」を統合した。70種以上の機能があり、Web APIのように利用できるという。テーマも刷新し、アプリの外観のカスタマイズがさらに容易になった。デフォルトは「Light」だが、Ionic 2よりiOS、マテリアルデザイン、Windowsの3モードを「Platform Continuity」としてサポート、各プラットフォームのルック&フィールと一貫性があり、予測できるように振る舞うという。Sass変数を使った修正も可能。

 性能も強化し、軽快に動くアプリの構築を支援するという。たとえばスクロールに関しては、iOSとAndroid共に60FPSで動作するという。無制限のリストを表示できるというVirtual Scrollを導入、性能への影響を抑えながら大規模なアイテム/イメージリストのスクロールができるという。またコンポーネントが共有するレンダリングパイプラインも刷新、レイアウトスラッシングを削減した。このほかにも多数の機能が加わっている。

 Ionic 2.0はプロジェクトのWebサイトより入手できる。ライセンスはMIT Licenseを採用する。

Ionic
https://ionicframework.com/