KDEが最新のKDEソフトウェアを集めた新プロジェクト「KDE Neon」
KDEは1月30日、最新プロジェクト「KDE Neon」の立ち上げを発表した。UbuntuのLTS(長期サポート)版をベースにKDE Commnityが開発する最新のソフトウェアをパッケージしたもので、「Kubuntu」のような位置付けとなる。
KDE NeonはKDE Incubator下のプロジェクトで、最新のKDE環境を容易に利用できるための手段を提供することを目指す。Ubuntu LTSをベースにKDE Plasma Desktop環境を組み合わせたものを提供し、これによって安全性と安定性を維持しつつ、最新のKDEソフトウェアを公開と同時に利用できるようにするという。
現在、初期リリースとして現行版「Kubuntu 15.10」向けのパッケージリポジトリが公開されている。提供されるパッケージは開発版を元にしており安定版ではない。また、64ビットのみをサポートする。
また、今後は安定版KDEソフトウェアをベースとした「User Edition」と、プレリリース版KDEソフトウェアを含む「Developer Edition」の2種類の提供が予定されており、直接起動が可能なディスクイメージ(Liveイメージ)やインストール可能なメディアなども提供するとしている。
KDE Neon
http://neon.kde.org.uk/