Crate.io、マシンデータ向けに最適化した「CrateDB 2.0」をリリース
米Crate.ioは5月16日(米国時間)、オープンソースのSQLデータベース「CrateDB 2.0」を発表した。オープンソースエディションに加え、商用エディションも新たに導入した。
CreteDBはIoT向けのマシンデータのリアルタイム分析に最適なSQLデータベース。SQLと検索を拡張性のある形で組み合わせており、分散クエリエンジン、ダイナミックスキーマなどの特徴を備える。リアルタイムで大量のマシンデータを保存・分析することができる。ライセンスはApache License 2.0。
CrateDB 2.0は、2016年12月に公開したCrateDB 1.0に続く最新版。SQLでは、Join(結合)のAggregation(集計)とGroup-by(グループ化)をサポートした。サブセレクトも強化した。
クラスタレイヤーをアップグレードし、クエリパイプライン、数値インデックスなどを変更し、性能と耐性を改善した。集計や結合、地理空間データなどのクエリで性能の改善が顕著だとしている。テーブル名の変更が可能になるなど、データベース管理も強化した。
2.0で新たに加わる商用のEnterprise Editionは、オープンソース版の機能に加えて、認証などのセキュリティ機能、性能モニタリングツール、カスタマイズクエリなどが加わっている。なおEnterprise Editionは個人や非営利団体(.org)、教育機関(.edu)での利用は無料としている。
米Crate.io
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