SQLデータベースエンジン「SQLite 3.7」リリース、性能などを改善

 組み込みSQLデータベースの「SQLite」開発チームは2月13日、最新安定版「SQLite Release 3.17.0」を公開した。性能に関する改善が多数図られている。

 SQLiteはCで実装されたSQLデータベースエンジン。依存性が少なくサーバーレス、ゼロ設定などの特徴を持ち、全機能を有効化しても500KiBと軽量。動的/静的リンクライブラリとして提供され、データ管理を必要とするアプリケーション内に組み込んで利用される。SQLiteによると、WindowsやMac OS XといったデスクトップOSやAndroid、iOSなどのモバイルOS上で動作するアプリケーションで使われているほか、FirefoxやGoogle Chrome、Safari、Dropboxクライアント、Skype、iTunesといった著名アプリ、セットトップボックス、車用マルチメディアシステムなどでの採用実績があるという。

 SQLite Release 3.17は1月に公開されたSQLite 3.16に続く最新版。性能を改善し、R-Tree拡張を利用時には約25%の性能改善が可能という。メモリ割り当ての読み込みを削減するために3.6.1で導入したルックアサイドのメモリ割り当て機能のデフォルトの容量を増やした。これにより、1接続あたり56KB分のメモリを追加で利用するだけで、性能を改善するという。

 このほかにも、SQLITE_DEFAULT_PCACHE_INITSZが100から20になるなど、性能強化を目的とした改善が図られている。一部のUPDATEについては、単一のパスで完了するように簡素化された。

 SHA1拡張が加わり、SQLITE_DEFAULT_LOOKASIDE、SQLITE_ENABLE_NULL_TRIMのコンパイルオプションが加わった。コマンドラインシェルでは、.modeコマンドを強化した。Session拡張ではWITHOUT ROWIDテーブルを利用できるようになった。

 これらの強化に加えて、バグも修正されている。

SQLite
https://www.sqlite.org/