Google、Dockerコンテナをビルドするためのクラウドサービス「Google Cloud Container Builder」の一般提供を開始

 Googleは3月6日、Dockerコンテナのビルドを行えるクラウドサービス「Google Cloud Container Builder」を一般提供(GA)にしたと発表した。これを利用することで、Google Cloud Platform(GCP)を使ったコンテナ構築を自動化できるという。

 Google Cloud Container Builderは、Dockerで使用するためのコンテナイメージを構築するツール。Google Cloud StorageインスタンスやGitHub、BitbucketなどにあるアプリケーションのソースコードからDockerコンテナイメージを自動生成する。作成したイメージはGoogle Container Registryに入れることができる。

 Google社内では2016年3月より、App Engine Flexible Environment向けのgcloud app deployのビルド&パッケージツールとして利用しているという。

 Google Cloud Container BuilderではコンテナをビルドするためのインターフェイスとしてREST APIやCloud SDKが提供されるほか、管理コンソールからの操作も可能。これらを利用することで、コード変更をトリガーにしてビルドを実行したり、手動で任意のタイミングでビルドを実行できる。継続的インテーグレーション(CI)や継続的デリバリー(CD)パイプラインの自動化にも活用できる。

 ビルドステップではnpmやgitなどのよく使われているツールを利用でき、goなどよく使われる言語向けのビルドツールも提供される。ログや履歴も記録される。

 Google Cloud Container Builderは1日あたり120分までは無料で利用が可能。それ以降の利用料金は1分あたり0.034ドルとなっている。

Google Cloud Container Builder
https://cloud.google.com/container-builder/