NetBSD 5系で2回目のアップデート「NetBSD 5.2」がリリース
The NetBSD Projectは12月3日、5系の最新安定版となる「NetBSD 5.2」をリリースした。セキュリティ修正を中心に機能の安定化が図られている。
NetBSDは移植性の高いUNIX系OS。BSD Licenseの下で公開されている。プロジェクトは2012年10月に最新のメジャーバージョンである「NetBSD 6.0」を公開している。
NetBSD 5.2は2009年4月にリリースされた5系で2回目となる「フィーチャーアップデート」(メンテナンスアップデート)。OpenSSLでのTSL拡張の構文解析、DER形式での読み込みにおけるバッファフローなど、14件の脆弱性を修正、このほかにもOpenSSLやPostfix、BINDに関連するセキュリティ問題や、ファイルシステム、ネットワークなどのバグが修正されている。バグ修正に加え、libfetchのバージョン2.31へのアップデートや、ユーザーランドのサイレントブートを可能にするboot -zのサポート改善なども行われている。なお、開発チームは5.0.2のユーザーに対し、5.2または6.0へのアップグレードを呼びかけている。
NetBSD 5.2のソースコードおよびバイナリは各種ミラーサイトより入手できる。
The NetBSD Project
http://www.netbsd.org/