米Oracle、仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox 5.1.6」を公開
米OracleのVirtualBox開発チームは9月12日、オープンソースの仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox 5.1.6」を公開した。5.1系の最新のポイントリリースとなり、バグの修正が中心となる。
VirtualBoxはx86、AMD64/Intel64プラットフォームに対応するオープンソースの仮想化ソフトウェア。対応ホストはWindowsおよびMac OS X、Linux、Solarisで、仮想マシン上で動かせるOSはWindows(NT 4.0/2000/XP/Server 2003/Vista/Windows 7/8/10)、DOS/Windows 3系、Linux(2.4/2.6/3系/4系)、Solaris、OpenSolaris、OS/2、OpenBSDなど。
VirtualBox 5.1.6は2015年に登場した5系の最新版で、今年7月にリリースされた5.1の最新のポイントリリースとなる。本バージョンでは.vbox形式のファイルとエイリアスを開示する際の不具合が修正された。また、GUIでは拡張パックを自動的に削除するバグを修正し、特定の状況でメーカーや製品の説明の代わりに未知のデバイスを表示する不具合も改善した。
Linux関連ではカーネル4.8でのドライバー表示を修正し、一部のLinuxゲストでの動的なリサイズ問題、カーネルモジュールの読み込みも修正した。Linuxインストーラーも修正が加わっている。
オーディオ関連ではマイクのインプットの修正など幾つかの強化が加わり、ストレージもNVMeのエミュレーションなどの不具合を修正した。
Oralce VM VirtualBox 5.1.6はプロジェクトのWebサイトより入手できる。
VirtualBox.org
https://www.virtualbox.org/