米Mesosphere、オープンソースのデータセンター管理プラットフォーム「DC/OS」を発表

 米Mesosphereは4月19日、オープンソースのデータセンターのオペレーティングシステム「DC/OS」を発表した。商用製品をオープンソースとして公開するもので、コンテナオーケストレーションプラットフォームを提供するという。

 DC/OSはMesosphereが商用で提供する「Datacenter Operating System(DCOS)」から派生したオープンソースプロジェクト。同社が専門に扱うクラスタ管理技術「Apache Mesos」と、コンテナオーケストレーションプラットフォームの「Marathon」、スケジューラ「Chronos」をベースとする。コンテナを想定して設計しており、Dockerなどのモダンなパッケージシステムをネイティブでサポートする。

 中核となるのはMesos分散システムカーネルで、Mesosを利用してジョブスケジューリング、リソースの管理と抽出、高可用性などのインフラレベルのプロセスを行う。これまでプロプライエタリだったGUI、ロードバランサーの「Minuteman」などもオープンソース化した。高可用性とフォールトトーラレントを組み込み、あらゆる種類のアプリケーション、サービス、ワークロードでサポートする。高度なワークロードスケジュール機能を持ち、タスクとコンテナの自動配置により利用率を改善できるという。

 これによりAWSインスタンスの66%もの削減が可能となり、最大57%のコスト改善が図れるという。新しいビルドの実装は40秒で完了し、その間システムを停止することもないという。リージョンの立ち上げは3分で完了するとしている。

 また、パッケージレポジトリの「DC/OS Universe」により、HDFS、Apache Spark、Apache Kafka、Apache Cassandraなど複雑な分散システムを、アプリストアからアプリをインストールする感覚でインストールできる。Mesosphereはエコシステム構築も図っており、Microsoft、Hewlett-Packard Enterprise、Accentureなど60以上の企業が参加しているという。

 DC/OSはベアメタル、仮想マシン、クラウドで実装でき、GUIベースのモニタリングと管理が可能で、データセンターの管理を簡素化できるという。

DC/OS
https://dcos.io/