PHP向けパッケージ管理ツール「Composer 1.0」リリース
PHP向けのパッケージ管理ツール「Composer」開発チームは4月5日、「Composer 1.0.0」を公開した。
ComposerはPHPのパッケージを行えるコマンドラインツール。JSONファイルで依存するパッケージを記述した設定ファイルを利用して依存性の宣言や管理、インストールを行える。プロジェクトの開始から5年を経て今回のバージョン1.0.0リリースとなった。
本リリースでの変更点として、Composerをrootなどの特権ユーザーで実行する際に警告が出るようになった。警告を隠したい場合は、COMPOSER_ALLOW_SUPERUSER環境変数を1に設定すればよい。また、リポジトリホスティングサービス「Bitbucket」のOAuth(認証のためのオープン標準)であるbitbucket-oauthのサポートが加わった。また、グローバルインスタンス検索のためのPluginManager::getGlobalComposer取得機能も加わっている。
依存関係ソルバーのエラーレポートの不具合を修正し、「パッケージが存在しない」と報告する代わりに、正確なエラー情報を表示するようになった。アーカイブ時の空のディレクトリの処理に関連する問題も修正した。
なお、1.0よりデフォルトのインストーラーと自動アップデートの両方で、デフォルトで安定版をインストールするように変更された。一方でフィードバックのサイクルが長くなることから、アルファ、ベータチャネルのpreview、開発者向けビルドのsnapchatを利用するセルフアップデートを動かす開発者を一定数確保したいとも記している。
Composer
https://getcomposer.org/