米Red Hat、PaaS「OpenShift Origin」でCentOSをサポート
Red HatのPaaS「OpenShift」チームは1月16日、OpenShift OriginにおけるCentOSのサポートを発表した。先に発表された米Red HatとCentOS Projectの協業を受けたもので、FedoraおよびRed Hat Enterprise Linux(RHEL)に加わえ、CentOSもOpenShiftのサポート対象となる。
Red HatとCentOS Projectは1月7日、Red HatによるCentOS Projectへの財務支援を含む協業を発表している。Red Hatはこれにより、商用のRed Hat Enterprise Linux(RHEL)、オープンソースでRHELよりも先進的な技術開発を行うFedora、そしてRHELのオープンソースクローンCentOSをファミリーとして擁することになる。
OpenShiftはRed HatのPlatform as a Serviceとして2011年に発表されたクラウドサービス。パブリッククラウドとして提供するOpenShift Online、商用版OpenShift Enterprise、それにオープンソース版のOriginの3種類がある。
今回リリースしたのはOrigin V3向け仮想マシン「OpenShift Origin VM for CentOS」。これにより、OpenShift Origin上でシームレスにCentOSを利用できるようになるという。CentOSのバージョンは6.5で、OpenShift上のCentOSではavahiベースのMDNSマルチキャストのサポートのためのパッケージが加わっているが、Puppetスクリプトをはじめデプロイ、ビルド、テスト、デバッグという「Originリリースサイクル」については通常通りとしている。
Red Hatによると、CentOSはクラウドやホスティング事業者の間で人気があるとのことで、OpenShiftでCentOSがサポートされることでこれら事業者がPaaSを提供することに期待を寄せている。
米Red Hat
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OpenShift
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