LibreOfficeがAndroid向けOffice文書ビューア「LibreOffice Viewer」をリリース

 オープンソースのオフィススイート「LibreOffice」開発チームは5月28日(ドイツ時間)、Android向けのオフィス文書ビューアアプリ「LibreOffice Viewer」を公開した。OpenOfficeやLibreOfficeで使われているODF形式文書のほか、Microsoft Office形式の文書ファイルも閲覧できる。

 LibreOffice Viewerは、LibreOfficeが採用するODF(Open Document Format)形式ドキュメントなどの閲覧ができるビューア。開発で提携するCollaboraとIgaliaが開発したAndroidネイティブアプリで、デスクトップ版LibreOfficeと同じエンジンに、「Firefox for Android」のフロントエンドを組み合わせた。サポートするファイルフォーマットはODF(odt、ods、odp)のほか、Microsoft Office 2007/2010/2013(docx、xlsx、pptx)、Microsoft Office 97/2000/XP/2003(doc、xls、ppt)。

 閲覧に加えて、文字の修正やフォントスタイルの変更などの編集機能を実験的に備える。編集機能は別に設定が必要。不安定であり、重要なタスクには向かないとしている。将来フル機能にしていく予定としている。

 LibreOfficeの開発母体となるThe Document Foundationは今年1月、CollaboraとIgaliaと提携しAndroid向けのOpenOfficeの開発を進めることを発表している。

 LibreOffice ViewerはGoogle Playより入手できる。

LibreOffice Viewerダウンロード
https://play.google.com/store/apps/details?id=org.documentfoundation.libreoffice