LibreOfficeがオンライン版の開発を発表
オープンソースのオフィススイート「LibreOffice」開発チームは3月25日(ドイツ時間)、クラウド経由で提供しWebブラウザ上で動作する「LibreOffice Online」の開発を発表した。これにあたり、IceWarpとCollaboraの2社と協力する。提供時期など詳細な計画は現時点では未定。
LibreOfficeはワープロ、表計算、プレゼンなど6種類のアプリケーションで構成される生産性スイート。Windows、Mac OS X、Linux向けのデスクトップアプリケーションとして公開されているが、LibreOffice Onlineはこのオンライン版となる。チームはまた、2015年1月にモバイル向けとしてAndroid版の開発を進める計画を明らかにしている。
チームによると、LibreOffice Onlineの開発は2011年に着手したそうだ。HTML5で実装され、Webブラウザからフル機能が利用できるという。開発で提携したCollaboraはシステムインテグレーター/コンサルで、企業向けのLibreOfficeを提供する。IceWarpはメールサーバー/コラボレーションを提供する。2社はLibreOfficeの開発チームや貢献者とともにサーバーサイド、クライアントの開発を進めるという。
LibreOffice OnlineはOpen Document Format(ODF)をネイティブサポートする初のオンラインオフィススイートとなり、「Google Docs」「Office 365」などのプロプライエタリソリューションの代替を目指す、としている。リリースの時期などは後に発表するという。
LibreOffice
https://www.libreoffice.org/