CoffeeScriptをさらに拡張したJavaScript系言語「LiveScript 1.4」リリース

 JavaScriptを拡張し、より簡潔な記述を可能にすることを目指すプログラミング言語「LiveScript」の開発チームは5月11日、最新版「LiveScript 1.4.0」をリリースした。プロジェクトのWebサイトより入手できる。

 LiveScriptは同様にJavaScriptの拡張を目指すCoffeeScriptから派生した言語の1つ。LiveScriptで書かれたコードはコンパイルを行うことでJavaScriptコードに変換でき、WebブラウザなどのJavaScript実行環境で実行できる。LiveScriptはマルチパラダイム、関数型、オブジェクト指向、クロスプラットフォームなどが特徴で、ライセンスはMIT License。

 LiveScript 1.4は、2014年10月に公開されたバージョン1.3に続く最新版となる。本バージョンでは新たに出力されたJavaScriptコードとオリジナルのLiveScriptコードのマッピングが記述されたソースマップファイルを生成できるようになった。コンパイル時に「-m」もしくは「–map」オプションを利用することでJavaScriptソースファイルに加えてソースマップファイルを生成できる。

 また、コマンドラインでJSONを処理する「-e/–eval」オプションが追加されたほか、ジェネレーターでは自動ハッシュ化が行われなくなった。ジェネレータのバックコールやスライスでのbyキーワードの利用も可能になっている。これらに加え、バグも多数修正された。

LiveScript
http://livescript.net/