EclipseSource、JavaScriptでネイティブモバイルアプリを構築できるフレームワーク「Tabris.js 1.0」をリリース

 独EclipseSourceは4月30日、モバイルアプリ開発フレームワーク「Tabris.js 1.0」をリリースした。JavaScriptでiOSおよびAndroidのネイティブアプリを作成できるフレームワークで、単一のコードから両プラットフォーム向けのアプリを生成できる。

 Tabris.jsは、ネイティブウィジェットを利用するクロスプラットフォームのモバイルフレームワーク。EclipsベンダーのEclipseSourceが開発し、コードを公開する。XMLHttpRequestやcanvas 2DといったAPIを実装しており、JavaScript経由でネイティブのウィジェットを利用することでWebViewsを利用せずにUIのレンダリングが可能。

 既存のJavaScriptライブラリ、Node.jsモジュール、Apache Cordovaプラグインなどとも組み合わせ可能で、chart.jsを利用したグラフ作成、JavaScriptライブラリunderscore.jsとの統合、Cordovaを利用したデバイス側の機能へのアクセスなども可能。JavaまたはObjective-Cで書かれたネイティブプラグインも追加できる。

 Tabris.jsはプロジェクトのWebサイトより入手できる。無料のオープンソース版(ライセンスは3条項BSDライセンス)のほか、高度機能が加わったサポート付きの有料版もある。

Tabris.js
https://tabrisjs.com/