AVfoundationの画面キャプチャ機能をサポートした「FFmpeg 2.5」リリース

 オープンソースのマルチメディアライブラリ「FFmpeg」開発チームは12月5日、最新のメジャーリリースとなる「FFmpeg 2.5」(開発コード「Bohr」)を公開した。Mac OS XでのAVFoundationによる画面キャプチャ機能サポートといった機能強化が加わっている。

 FFmpegは動画・音声といったマルチメディアコンテンツ向けコーデックのフリー実装。デコード/エンコード、フォーマット変換、mux/demux、ストリーミング、フィルタなどさまざまな機能を持つ。ファイル形式の変換機能を提供するコマンドラインツール「ffmpeg」のほか、ライブブロードキャスト向けマルチメディアストリーミングサーバー「ffserver」、SDLとFFmpegライブラリベースのマルチメディアプレイヤー「ffplay」、マルチメディアストリームアナライザの「ffprobe」などで構成される。

 FFmpeg 2.5は、9月末に公開されたバージョン2.4(開発コード「Fresnel」)に続く最新版となる。Mac OS Xに含まれるAVFoundation Frameworkの画面キャプチャ機能をサポートしたほか、WebP形式画像のデコードやPNGアニメーションもサポートされた。動画ストリーミング機能も強化し、ストリーミング規格のMPEG‐DASH(Dynamic Adaptive Streaming over HTTP)によるフラグメントmuxer、HEVC/H.265 RTPペイロードmuxerが加わり、UDP Liteもサポートした。

 FFmpeg 2.5はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

FFmpeg
http://www.ffmpeg.org/