マージリクエスト機能が強化された「GitLab 6.9」リリース

 米GitLabは5月22日、WebブラウザからアクセスできるGitリポジトリ管理ツール「GitLab 6.9」をリリースした。無料のオープンソース版コミュニティエディション(CE)とサポート付きの有料版エンタープライズエディション(EE)があり、無料版は同社Webサイトよりダウンロードできる。

 GitLabはRuby on Railsで実装されたGitリポジトリ管理・プロジェクト管理ツール。コードコラボレーションとして、コードレビュー、イシュー追跡、アクティビティフィード、Wikiなどの機能も提供する。オープンソース版はMIT Licenseで公開されている。

 GitLab 6.9は、2月にリリースしたバージョン6系の最新版となる。新機能として、マージリクエスト作成プロセスを改善し、2ステップでのマージリクエスト機能を導入した。ワークフローをより自然に利用できるという。新規にマージリクエストを作成しようとするとブランチの比較が表示され、これによりマージするものがない状況を防ぐことができるという。2つのブランチ間で差異がある場合はマージリクエストのタイトルにソースブランチ名が入るようになり、説明文を追加してユーザー/マイルストーンを割り当てて投稿できる。マージリクエストではラベル機能も加わっている。

 また、Webブラウザのエディタ経由でのファイル編集を改善し、変更をコミットする前にdiffをプレビューできるようになった。マークダウンファイルの場合もコミット前に変更をプレビューできるようになった。

 有料のEE版ではJenkins CI統合、イシュー追跡Jiraのサポートなどの機能も加わっている。

米GitLab
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