「GitLab 6.7」リリース、細かい機能改善が多数含まれる

 GitLab.comは3月21日、オープンソースの開発支援ソフトウェア「GitLab CE 6.7」をリリースした。パブリックモードやアクセス解析機能などの強化などを含む、多数の機能改善が行われている。

 GitLabはRuby on Railsで実装されたWebベースのGitレポジトリ管理ツール。自前のサーバーで安全にGitレポジトリを管理でき、レポジトリ/ユーザー/アクセス管理、マージリクエストとコードレビュー、チケットシステム、コメントなどの機能を持つ。MIT Licenseで公開しているコミュニティ版(CE)のほか、サポート付きの有料版Enterpriseも提供している。

 GitLab 6.7は2月後半に公開されたバージョン6.6に続くバージョン6系の最新版。新機能として、プロジェクトを一般に公開するパブリックモードにパブリックグループプロファイルが加わった。使用しているRuby Gemの更新情報をチェックして新バージョンのリリース時に通知を行う「Gemnasium」のサポートや、アクセス解析ソフトのPiwik統合も進めた。

 また、Gitアクセス認証システムを書き直し、HTTPを利用する場合はUnicorn workerの数が2がデフォルトとなった。これにより、Unicorn workerが1の場合はSSHのみを利用できるという。レポジトリのインポート時にリトライを行う機能も追加された。

 GitLab 6.7 CE版はプロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。また、6.4.2以上のユーザーはアップグレードスクリプトを利用してアップデートできる。

GitLab.com
http://www.gitlab.com/